将棋の藤井聡太四冠=竜王・王位・叡王・棋聖=(19)は19日、東京都渋谷区の将棋会館で指された第71期王将戦挑戦者決定リーグで近藤誠也七段(25)を破り、通算成績5勝0敗で最終局を待たずに1位が確定し、王将戦初挑戦を決めた。最年少五冠が懸かる渡辺明王将(37)との7番勝負は、来年1月に開幕する予定。
終局後、藤井四冠は「王将リーグは結果を出せていなかったので、素直にうれしい。渡辺王将は作戦巧者で、序中盤が優れている。(7番勝負では)それに対応していきたい」と語った。
タイトル戦で藤井四冠と渡辺王将の対戦は、昨年と今年の棋聖戦5番勝負に続いて3回目となる。