もっと詳しく

今回は壁紙の張り替えを紹介。いくつかある壁紙の張り替え方法のなかでも、既存の壁紙の上からも張れるタイプの壁紙をチョイス。基本的な張り方の手順を解説。

 

ポイントは天井から正確に垂直に張る作業

壁紙を張る方法にはいくつかあるが、基本として共通することは、壁紙を真っすぐに張ること。

壁紙を真っすぐに張るには、壁に垂直線を設定して、そこに壁紙の端をぴったり合わせて作業する。垂直線の設定には糸を結んだ下げ振りを壁の上端から下ろして垂直線を得る方法や、垂直をマーカーできるレーザーレベラーで壁に垂直線を投射する方法がDIYでは多く使われる。壁紙を張るスタート部分が建具、例えばドア枠、窓枠などの垂直線部分を利用できれば、それらを利用して垂直線を設定してもいい。

垂直線が設定できたら、この垂直線に沿って壁紙を張る。壁紙を張る範囲にスイッチやコンセントがある場合、そのカバーははずしておく。壁紙を張ったあとで、カッターで周囲を切り取るので、コンセントのほうは適当なボール紙などで、コンセント穴をカバーをして万が一の感電を予防しておくといいだろう。

今回張った壁紙は、アクセント壁紙と呼ばれる、裏にノリのついたタイプの塩ビの壁紙。裏側の保護フィルムをはがして壁に張り、なでべラで空気を押し出すようにしてしわにならないように張ればいい。均等に張れたらスイッチの周囲を切り取りカバーを元に戻し、上下の余分を切り離せば、作業は完了する。アクセント壁紙は張った後でもノリ残しなしではがすことができるので、賃貸の部屋の模様替えにも使えるのが特徴だ。賃貸も含み現代住宅の壁紙はほとんどが表面が塩ビなので、相性もいいだろう。

 

【壁紙張りの作業例】















*一部SNSでは表示されません。本サイトでは閲覧いただけます

 

継ぎ目の目立たない壁紙の張り方

壁紙を並べて張っていく場合、気になるのは継ぎ目。不自然に継ぎ目にすき間があると、非常に気になるし、見た目も悪い。これを解消する継ぎ方が突き付け張り。

突き付け張りは、一方の壁紙を重ね張りして、重ねた部分の中心を一度に切り、余分な切れ端を取り除いてから、元のように張り直すことで、重なり分がなくなり、切断した線で継ぎ目が目立たなく張れるというわけだ。壁紙張りの基本となるテクニックのひとつなので、本番前には少し練習して身につけておきたい。





*一部SNSでは表示されません。本サイトでは閲覧いただけます