政府の「新型コロナウイルス感染症対策分科会」は、感染状況を示す4つのステージのうち、どのステージにあるか判断するための指標として▽「医療のひっ迫具合」▽「療養者数」▽「PCR検査の陽性率」▽「新規感染者数」▽「感染経路が不明な人の割合」の5つを示しています。このうち「医療のひっ迫具合」は▽「病床使用率」▽「入院率」▽「重症者用病床の使用率」の3つの項目があります。内閣官房のまとめによりますと、8月18日時点で、▽緊急事態宣言が出されている東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、大阪府、沖縄県の1都1府4県と、▽20日から緊急事態宣言が出されることが決まった茨城県、栃木県、群馬県、静岡県、京都府、兵庫県、福岡県の1府6県、それに、▽20日以降、「まん延防止等重点措置」が適用される1道15県の、合わせて29都道府県のすべてで最も深刻な「ステージ4」に相当する項目が複数あります。なお、病床関連の指標については、自治体の中にはすぐに受け入れることができる「即応病床数」などをもとに、異なる値を公表しているところもあります。