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日本到着のアフガン現地職員初めて語る カブール陥落2か月

 イスラム主義組織タリバンがアフガニスタンの実権を握ってから2か月余り経ちますが、国外退避を果たした日本大使館の現地職員ら88人が19日夜、日本に到着しました。現地職員の男性が、幼い子を胸に喜びを語りました。

在アフガン日本大使館現地職員
 「日本に来られて、アフガニスタンでいま起きていることを思うと、とても幸せです。日本政府の支援や特に日本の皆さんの協力に感謝します。そのおかげで私たちはここに来られました」

 取材に応じたのは、家族とともに成田空港に到着した日本大使館の現地職員です。テロが続く首都カブールから脱出したことに安堵した様子でした。

 これでアフガニスタンから日本への入国者は、あわせて261人にのぼります。ただ、現地には、退避を希望する職員らがなお200人以上残されていてます。外務省などによると、大半はパスポートを持っておらず、新たな発給も現地の混乱で遅れているということです。