マイナンバーカードを健康保険証として使える「マイナ保険証」の本格運用がきょうから始まります。
この制度は、医療機関や薬局で健康保険証の代わりにマイナンバーカードが利用できるもので、これまで一部で試行的に行われていましたが、きょうから本格運用が始まります。事前に専用サイトなどで登録が必要ですが、医療機関では受付などに設置された読み取り機にマイナンバーカードを置き、顔の照合か暗証番号を入れるだけで本人確認ができ、時間の短縮になります。また、過去の特定健診や処方された薬の情報もわかるため、適切な診療につながることが期待されています。
ただ、今月10日時点でシステムを導入している医療機関などはおよそ8%にとどまっていて、普及が進むのかが課題となっています。