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<p>安倍元首相「ウクライナ情勢、台湾の鑑に」 九州「正論」懇話会</p><p>安倍元首相「ウクライナ情勢、台湾の鑑に」 九州「正論」懇話会 先日「台湾有事は日本有事」と発言した意図について「中国が台湾に侵攻すれば日本の『存立危機事態』に発展する可能性がある。大変なことになるということをあらかじめ明確に示しておく必要がある」と説明。</p><p>九州「正論」懇話会の設立30周年を記念する講演会(第150回)が19日、福岡市中央区のホテルニューオータニ博多で開かれ、安倍晋三元首相が「これからの日本の姿」と…</p><p>九州「正論」懇話会の設立30周年記念講演会で、「これからの日本の姿」をテーマに講演する安倍晋三元首相=19日午後、博多市中央区のホテルニューオータニ博多(土井繁孝撮影) 九州「正論」懇話会の設立30周年を記念する講演会(第150回)が19日、福岡市中央区のホテルニューオータニ博多で開かれ、安倍晋三元首相が「これからの日本の姿」と題して講演した。 安倍氏は、中国について「巨大化した軍事力を背景に南シナ海や尖閣諸島(沖縄県石垣市)に対して一方的な現状変更の試みを行っている。台湾への野心も隠さず、軍事的な威圧を高めている」と指摘。自身が台湾シンクタンク主催のフォーラムで「台湾有事は日本有事」と発言した意図について「中国が台湾に侵攻すれば、日本の『存立危機事態』に発展する可能性がある。大変なことになるということをあらかじめ明確に示しておく必要がある」と説明した。 ロシアがウクライナ国境に兵力を集結させていることに触れ「ここは台湾の鑑(かがみ)にもなる。もしロシアの侵攻を国際社会が止め得なければ、中国はどう考えるかということも想像した上での対応が求められる」と述べた。その上で「日米同盟の絆を強くしていくためにも、日本も打撃力を持たなければいけない」と訴えた。 講演会は、新型コロナウイルスの感染予防対策をとった上で開催した。</p>