こんにちは、株式会社SUNDAY FUNDAYの菅原です。前回は、「昭和8年から続く老舗銭湯」がクラウドを導入しながらリモートワークを構築するというワークスタイルを紹介させていただきました。
リモートワークが中心になって約1年が経過。慣れてくると、応用的な働き方を自分の中でも模索できるようになってきたため、現在はいくつかの拠点を使いながらスタイルを確立しています。
多くの情報を一気に整理したり、深くひとりで考える“籠もる”スペース
プロジェクトの立ち上げ当初や、戦略を考える場合には、いくつもの情報を一気にインプットしながら、そのピースを合わせて形にしてく作業が必要になります。家や外部のオフィスでは、作業中にどうしてもノイズが入ってきてしまうため、小さな1部屋を間借りして、そこを自分だけの集中スペースとしました。
ここではブランド・マーケティング戦略策定や、DX推進プロジェクトなど、私達のコア事業の1つを中心に行っています。
デスクに置いたScanSnapで名刺、領収書、紙情報などを全て取り込み一気に整理。外部ディスプレイと自作スタンディングデスク、ハーマンミラーのチェアで、いろいろな高さや位置関係を自分のためだけにカスタマイズできるようにしています。
未来への思考や実験を行う“広げる”スペース
すぐに手を着けるものではないけど、この先の価値を作るために必要なプロジェクトや実験を行うスペースとして、「LivingAnywhere Commons八ヶ岳北杜」を利用しています。ここでは、広大なアウトドアスペースと、木工用CNCルーター「ShopBot」や3DプリンターなどのDIY Techがそろった工房があり、思考をしたものをすぐに作り出して実証実験をすることができます。
そのような環境なので、この場所のコミュニティマネージャーの渡鳥ジョニーさんをはじめ、未来志向のクリエイターやエンジニア、起業家が集まることも魅力の1つです。普段の仕事の中では関わることの少ない考えや価値観に触れ、アイデアを広げ、実践することができます。
ここには、私達が持っているサウナトラックもあり、実験装置の1つとして運用をしています。普段の肩書や立場と関係なく、アウトドアサウナを楽しみながら、交流を図ることができる場となっています。
くらしと仕事の境界線がゆるやかな“交わる”スペース
東京・下北沢にある「ボーナストラック」は、道路と店舗が曖昧な“街に溶け込んだ”場所になっています。どこに寄るでもなく散歩をしていたり、お店の人と子ども達が一緒にお店の前で遊んでいたり、屋外スペースでおしゃべりしているのかと思ったらオフィスの入居者の打ち合わせだったり。私自身も仕事をする以上に、そこで働く友達や仲間に会いに行っている節もあります。
リモートワークをしていると、ひたすらパソコンに向かい、1日が終わると疲れきってしまうこともあります。自分自身をゆるやかで、仕事一辺倒ではないところに置くことが、上手な休憩を取りながら、楽しいつながりを作る秘訣かと思います。
リモートワークの良さは場に縛られないこと。仕事やプロジェクトの性質に合わせて働くスペースを変えてみるのはいかがでしょうか?
菅原理之のリモートワーク環境
- メインPC:MacBook Air M1
- ディスプレイ:2画面
- キーボード:Apple Magic Keyboard
- マウス/トラックボール/トラックパッド:Logicool MX Ergo、Logicool MX Anywhere 3
- カメラ:Logicool B525
- マイク/ヘッドフォン/スピーカー:SONY WH-1000XM4、SONY WF-1000XM4
- ビデオ会議サービス:Zoom、Microsoft Teams、Google Meet
- 机:自作電動昇降スタンディングデスク(脚はFlexispot E3)
- 椅子:ハーマンミラー アーロンチェア
- その他小物:Belkin Thunderbolt 3 Dock Pro、BenQ ScreenBar、PFU ScanSnap ix 1600