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 小笠原諸島の海底火山の噴火で発生した軽石が、伊豆諸島近海にまとまって漂着しているとみられ、漁業に影響が出始めています。

 伊豆諸島近海では、海底火山の噴火で発生した軽石とみられる大量の漂着物が相次いで確認されています。神津島の漁師は、きのう漁に出た際、大量の軽石が船のエンジンに入ってしまったと言います。

浜川一生さん
 「漁場行ったら、もう辺りそこら中、米粒大のやつ(軽石)が。エンジン壊れちゃったら1000万円とかするんでね、不安ですよね」

寺島尚彦記者
 「漂着したとみられる軽石が、このように連なって海岸に打ち上げられています」

 三宅島ではきょう午後、軽石の侵入を防ぐため5つの漁港にオイルフェンスを設置する予定です。フェンスが設置されると漁船が出港できなくなる可能性があるため、都や三宅村は状況に応じてフェンスを開け閉めすることを検討しています。