東京都は、19日、都内で新たに10歳未満から90代までの男女合わせて5534人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。
これまでで2番目に多く、2日連続で5000人を超えました。
また、1週間前の木曜日より545人増え、木曜日としてはこれまでで最も多くなりました。
19日までの7日間平均は4774.4人で、最多を更新しました。
前の週の120.1%で、感染の急拡大が続いています。
19日の5534人の年代別は、
10歳未満が316人、
10代が540人、
20代が1674人、
30代が1106人、
40代が911人、
50代が621人、
60代が182人、
70代が115人、
80代が54人、
90代が15人です。
感染経路がわかっている2193人の内訳は、
「家庭内」が最も多く1471人、
「職場内」が249人、
「施設内」が152人、
「会食」が60人などとなっています。
東京オリンピック・パラリンピックの関連では新たに9人の感染が確認されました。
内訳は、
外国人が、競技関係者3人、委託業者1人、
日本人が、委託業者3人、競技関係者1人、組織委員会の職員1人です。
都の担当者は「感染の爆発が続いていてピークアウトが見えず、減るきっかけもわからないような状況だ。今後、もっと増えたり、このままの高い水準で推移したりする可能性もある。友人との飲み会や旅行が不要不急ではないかどうかを考えて、いま一度、行動を見直してほしい」と呼びかけています。
これで都内で感染が確認されたのは、29万7391人となりました。
一方、19日時点で入院している人は、18日より49人増えて3864人となりました。
「現在確保している病床に占める割合」は64.8%です。
都の基準で集計した19日時点の重症の患者は、18日より1人減って274人で、重症患者用の病床に占める割合は69.9%となっています。
重症患者の年代別は、
10代が1人、
20代が3人、
30代が18人、
40代が51人、
50代が112人、
60代が60人、
70代が22人、
80代が7人です。
このほか、自宅で療養している人は、19日時点で2万4172人となり、過去最多だった18日よりさらに1946人増えて、2日連続で最多を更新しました。