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『実況パワフルプロ野球』の携帯ゲーム版として発売され、人気を博していた『パワプロクンポケット』シリーズ。その約10年ぶりとなる新作『パワプロクンポケットR』が、11月25日にNintendo Switch用ソフトとして登場します。

『パワポケ』シリーズといえば、野球ゲームの枠を超えた“衝撃的なシナリオ”の数々でお馴染み。子どもの頃、あまりの怖さに泣いてしまった…というプレイヤーも多いのではないでしょうか。今回は、そんなトラウマシーンを生み出した3人の「彼女キャラクター」を紹介していきましょう。

『パワプロクンポケット9』~広川武美~(DS)

まずは『パワポケ』シリーズでも屈指の人気を誇る悲劇のヒロイン、広川武美。彼女は2006年に発売された『パワプロクンポケット9』の登場人物です。

同作で描かれるのは、商店街の草野球。各地を放浪していた自称“さすらいのナイスガイ”である主人公は、旅の最中に立ち寄った町で、潰れそうな商店街と巨大スーパーとの抗争を見かけます。商店街の人々を気に入った主人公は、野球チーム「ブギウギビクトリーズ」の助っ人となり、“野球が強い商店街”として町おこしを図る…というストーリーでした。

そこで武美は、商店街にある薬屋の店主として登場。しかしその正体は、巨大な悪の組織に作られたサイボーグでした。主人公は彼女を受け入れますが、その体内には組織が逃亡を防ぐために埋め込んだ時限爆弾が…。この爆弾を解除できるかどうかで、グッドエンドとバッドエンドが分岐します。

バッドエンドでは、爆発に巻き込むまいと主人公を突き放す武美と、そんな彼女の意思を汲んで離れていく主人公の姿が。武美はサイボーグであるため、普通の人間のように涙を流せないことをコンプレックスに思っていた模様。最期の言葉は、「くやしいなぁ、くやしいなぁ。 泣けないなんて……くやしいよぉ」というものでした…。