手相が気になり出した時、最初に疑問に思うのは「左手と右手どっちを見るのがいいのだろう?」ということです。今回は1万人近くの人相・手相を鑑定してきた占い師・いけのりさんに、左手の手相について教えてもらいました。この記事を読みながら手相を覚えて、楽しい毎日にいかしていきましょう!
【目次】
・左手で手相の基本線を観る時のポイント
・左手の生命線から手相をチェック
・持って生まれた運命は左手の運命線に出る
・結婚に向く性格かどうかは左手の結婚線で
・左手の手相で感情線が2本ある意味は…?
・ますかけ線が左手の手相にある人はどんな人?
・左手の薬指の下からわかる手相について
・左手の手相に出ているあなたの金運
・幸運の印! 左手の手相にほくろがある
左手で手相の基本線を観る時のポイント
手相には色々な流派が存在するため、右手と左手の意味の取り方は流派で異なるのですが、私の占いでは、左手は「生まれ持った運命から今後想定される運勢」が表れているという見方をしています(右手からは「現在の自分の運気」がわかる)。
故に左手の基本線※を観る時のポイントは、「あなたが生来持っている才能や思考などが表れている」と頭において置くことです。
※基本線とは、生命線、頭脳線、運命線、感情線の4本のことです。
左手の生命線から手相をチェック
基本線の一つである生命線は、人差し指の付け根と親指の間あたりから始まり、金星丘(親指の横のふくらみ部分)に沿いながら、手首の方に向かってカーブを描くように位置しています。
生命線はその人が持つ生命力や健康状態、体力・バイタリティ・スタミナといった心身の強さ、寿命の傾向などが表れている線です。健康に関して、日頃特に問題なく過ごしていると忘れがちですが、健康状態というのは各人の人生そのものに影響するため、それを鑑定できる生命線はとても大事な手相です。カーブの曲がり方が大きい人は、体力・精神的で非常に強いと言われています。
持って生まれた運命は左手の運命線に出る
次に運命線についてご紹介しましょう。運命線は、手首の方から中指の付け根に向かって伸びている、手のひらの中央あたりに出ている縦線です。
左手の運命線が長かったり濃かったりする人は、責任感が強い人です。また、親指のふくらみ部分(金星丘)から中指の下に向かって運命線が伸びている人は、スタミナがあり無理のきく人なのでガッツリ稼ぎます。さらに、小指側の手首の上のふくらみ部分(月丘)から中指の下に向かって伸びている人は、創造力を活かした仕事で大成して大きく稼ぎそうです。
結婚に向く性格かどうかは左手の結婚線で
結婚に縁があるかどうかは結婚線で観ます。結婚線は小指の付け根と感情線の間に走っている短めの横線です。結婚運を観る時に使います。結婚線は1本立派に出ている人もいれば、複数本出ている人もいます。線の数は「真剣に恋する相手の数」と言われています。
また、感情線に近ければ近いほど早婚、小指の付け根に近ければ近いほど晩婚とされています。
左手の手相で感情線が2本ある意味は…?
感情線は、読んで字の如く、感情に関することを司っている線です。愛情や感受性、性格の傾向、対人関係や気持ちの表現の仕方を見ることができます。左手の感情線には、その人が持つ人間性や本心がよく表れます。手相鑑定では多くの場合、線が2本ある時はその線の意味が強まるという見方をします。左手の感情線が2本あるのを二重感情線と呼びますが、二重感情線の人は相当思いやりの心がある優しい人です。
結婚相手として狙っている人の左手の感情線が2本あったら、離さないようにしましょう。周囲を優しさで包み込み、幸せ気分にしてくれる人です。
ますかけ線が左手の手相にある人はどんな人?
ますかけ線とは、感情線と知能線が一体化して、1本の線として手のひらを横切る形で出ている手相です。
この線は結構珍しい手相です。左手にますかけ線を持つ人は、生まれ持っての粘り強い性格、天才肌、強運の持ち主ですね。
左手の薬指の下からわかる手相について
薬指の下は「太陽丘」と呼ばれ、人を引き付けるパワーのあるなし・強さ弱さを観る時に使います。左手のこのエリアの状態がいい人は、周囲の人に好かれる人気者で、お金巡りもいい人です。薬指の下に出る縦線は、「太陽線」や「人気線」、「金運線」と呼ばれています。左手にこの線がある人は、性格が陽気で人徳のある人物です。また、芸術的なセンス(感受性があり表現力が豊か)があり、直観力も鋭い人です。
左手の手相に出ているあなたの金運
手相において金運が分かる部分は、金運線(太陽線)、財運線、頭脳線などです。それぞれについて解説していきましょう。
■左手の「金運線(太陽線)」からわかること
左手に金運線がある人は、もともと性格が陽気で人徳のある人です。その明るい性格が人を引き付けて、お金も引き寄せられてきます。金運線が濃く長ければそれだけお金に縁があります。また、金運線が2本あるという人は、お金を引き付けるパワーがその辺の人の2倍ある人です。
■生まれつきの蓄財力がわかる左手の「財運線」
次は財運線です。小指付け根に向かって伸びる縦線が財運線です。小指の下の手のひらのふくらみ部分は「水星丘」と呼ばれ、お金やコミュニケーションに関係する場所として知られています。そのようなエリアに現れる線なので、金運を占う時に見るようになりました。
財運線が左手にある人は、生まれつきお金をやりくりする能力&コミュニケーションのある商売上手な人です。また、薬指の付け根に近い部分に財運線が出ている人は、投資の才覚がある人と言われています。
■左手の「頭脳線」が示す金運
金運は、頭の働きや思考の方向性に大きく左右されますので、最後に金運のいい頭脳線を見ていきましょう。頭脳線は、親指と人差し指の付け根の間を起点として、手のひらの中央をめがけて、斜め下に横切っている線です。お金に縁がある頭脳線の出方は、主に次の3つです。
【1】生命線と始点が離れている出方をしている頭脳線
【2】先端が小指の下(水星丘)に向かって伸びている頭脳線
【3】直線的に伸びている頭脳線
【3】の直線的な頭脳線を持つ人は、数字や計算に強いとされています。
ご自身や気になる人の左手をチェックしてみましょう。
幸運の印! 左手の手相にほくろがある
手のひらの中にあるほくろは、ラッキーの印とされています。左手に出ているということは、持って生まれたラッキー運勢が強いということです。なにか嫌なことがあっても、左手の手のひらのほくろを見て、「私は守られているのだ…」と言い聞かせて元気を出しましょう。信じるものは救われるのです。