コンパクトで扱いやすいTS系オーバードライブをご紹介。
『One Control Persian Green Screamer』って?
岩手県花巻市に本社を置く「株式会社LEP INTERNATIONAL」が主催するエフェクターブランドです。
エフェクター好きの方であれば、「エフェクター専門店ナインボルト」の会社というとご存じの方も多いのではないでしょうか。
このブランドのエフェクターの特徴としては、非常にコンパクトな筐体が使われていることや、BJFEやBearFoot、Mad Professorなどで活躍するエフェクタービルダーのBjorn Juhl氏が開発に参加していることなどがあげられます。
Persian Green Screamerは、TS系のオーバードライブです。
VintageモードとModernモードを切り替えることができ、VintageはオリジナルのTS-808を再現し、Modernモードはよりレンジが広く、名の通りモダンなサウンドを楽しむことができます。
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外観
黒くて小さい、オシャレな箱に入っています。
最新のモデルはどうか分かりませんが、数年前までOne controlのこのサイズのペダルは全部同じ箱だったので、複数のモデルを持っていると使おうとしたときに違うモデルを取っちゃった…なんてことがありました。
筐体は非常にコンパクト。大体10×4cmくらいで、BOSSやMXRなどに比べてもかなり小型です。
なんですが、DC電源からの電力供給のほか、9V電池でも駆動するのがすごいところです。
アルミ製の筐体は軽く、持ち歩きしやすいです。
筐体のカラーはTS系ということで緑色ですね。
裏面の記載。ゴム足も付属しているので、ボードを組まず床に直置きの人などにはありがたいと思います。
本体右側面にはVintage/Modernモードを切り替えるスイッチがついています。
ただこのスイッチ、非常に奥まっていて小さいため、指で切り替えることは不可能。
ボールペンなど先の尖ったもので切り替える必要があります。
不意に切り替わる恐れがない、という仕様だと思うのですが、ちょっと使いにくいというのが正直なところです。
音の印象
Vintageモードは、いわゆるTS系ドンズバな音です。
ただ、アイバニーズの本家と比べると、よりきめ細かいというか、ざらつきの少ない印象です。
本家より上品で扱いやすいですが、ロックンロールな荒さは本家の方が出るので、好みが分かれそう。
Modernモードは上も下もレンジが広がり、よりクリーミーなサウンドになります。
個人的には、バッキングで使うならModernモード、リードで使うならVintageモードで使うことが多いです。
正直なところ、このペダルでなければ絶対に出ない唯一の音!という感じではなく、万人受けして扱いやすい、いい感じの歪み2種類が同時に使える!といったところにこのペダルの強みがあると感じます。
相性のいい楽器
あまりギターを選ばずなんにでも使えるエフェクターだと思います。
僕の場合はシングルコイルのギター、特にストラトキャスターとの相性がバッチリだな、と感じます。
Modernモードで、ゲイン低めで常にかけっぱなし…という使い方が多いです。
また、意外とベースでも使うといい感じの音が出て、ローが薄く線は細いんだけどバリバリしてて抜けてくるリード向きの音が出るので、家で一人で遊ぶときなんかはたまに使ったりします。
レスポールなどハムバッカーのギターを弾くときは、同じTS系でもPRACEVO EFFECTSのTSD-01を使うことが多いです。
まとめ
このペダルの強みは、
- 非常にコンパクト
- 電池でも電源でも動く
- 操作が簡単
- 扱いやすく上質な歪み2種類が使い分けられる
- 比較的安価
という、様々なメリットが高水準にまとまっていることだと思います。
一時期、足元はこのペダルとチューナーだけでスタジオ練習に行くほど、愛用していました。
とりあえずこれ1台あれば何とかなる感が凄まじいです。
最近はデザインが変更になり、このモデルは生産終了したようです。回路とかも変わっているのかな…?
TS系のペダルは持っている方も多いと思いますが、お持ちでないのであれば是非とも導入の検討の中に入れてほしい…そんなペダルです。
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