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本連載ではGetNavi web編集長・山田佑樹が日々の生活で愛用している品々を紹介していきます。

 

【#愛用品 85:アジアン工房「蚊取り線香ケース」】

●起

毎年、「若者のすべて」を聴きながら夏の終わりを感じるのが風物詩だったが、今年は流す前に、真夏のピークが去ってしまった。今年も命の危機を感じる暑い日があったのに、ピークはいつの間にか過ぎてしまった。

 

●承

我が家は電車の走行音と飛行機が飛行音がうるさく、窓は締め切ることが多い。よって、蚊取り線香の出番は限りなく少ないのだが、それでも夏を少しは感じたくて、あとはキャンプに行けるチャンスがあるなら、と夏前に買ったのがこの蚊取り線香ケースだ。この夏の出番はなかったが、今のところ、ベランダにインテリアとして置いてある。

 

●転

見た目からして涼しげで夏が隣に来て、蚊取り線香が浮いてるのも夏特有の「ふわふわさ」が感じられる。それがたとえ記号としての夏だったとしても、2021年の夏はあったのだと感じられるのが、何か尊い。小難しい言い回しだが、季語的なものが生活の中にあるだけで季節が回るのを感じられるのだ。

 

●結

なんて、能天気なことを言っているが、昨今のベランダ喫煙をはじめとしたニオイ問題で、特に集合住宅ではトラブルの火種になる可能性も感じている。無煙のリキッドタイプを使うことがより推奨されていくかなとも感じている。時代に合わせてアップデートしながら、迷惑はかからないようにつつ、来年の夏は、きちんと本製品を使いたい。

 

GetNavi web編集長・山田佑樹の「愛用品コラム」はInstagramでも展開中。週3回公開しています。