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シャオミが今年の夏に発売したSIMフリーミッドレンジモデル、Xiaomi Mi 11 Lite 5G。

同モデルで、かなり珍しい修理サービス中のミスが原因と思われるトラブルの報告が上がっています。

具体的には、修理に出したXiaomi Mi Lite 5Gが修理から帰ってくるとFelica/おサイフ機能が一切使えなくなっている、という現象。

価格.comにあった報告ですが、調べてみると5ちぇんねるでも複数のユーザーが同様の報告をしていることが判明。

これ、当初は修理中にNFC関係に不具合が生じたのでは?と考えられていたようですが、どうやら原因はもっと単純な話で、修理の際に初期化→再インストールされたファームウェアが日本版ではなくグローバル版になってしまっている、という事象。

本来、日本版なら12.5.6.0(RKIJPXM)となっているはずのMIUIバージョンが、修理から帰ってきた端末では12.5.6.0(RKIMIXM)になっています。

Felica/おサイフは日本独自の規格で当然グローバル版では非対応。
よって、このファームウェアが焼かれていればおサイフが使えなくなるのは当たり前です。

要は修理の際にファームウェアを再インストールする際に間違ったバージョンをいれてしまっている、ということ。

うーん、ちょっと考えられないようなミスですが、現実に何件も発生しているようです。

昔、ASUSがAsus ZenFone Max Pro (M2)で間違ったバージョンを出荷してしまったため、国内で一部のLTEバンドの電波を掴むことができない、という問題がありましたが、これに匹敵する「珍事件」と言えそう。

Xiaomi Mi 11 Lite 5Gの中でも修理に出される個体はごく一部なので、全体としてはこのトラブルに見舞われているユーザーはそれほど多くはないと思いますが、修理対応となった端末のどれくらいの割合でこの「誤焼き」が発生しているのかは不明。ただ、結構な確率という印象は受けます。

このXiaomi Mi 11 Lite 5G。発売までの期待はかなり高かったのですが、SD780G起因?とも言われているゲームがまともに動作しないといった問題なども報告されています。

もちろん、今回は本体の不具合ではありませんが、それにしてもなにかとトラブルによく見舞われる機種と言う印象です。

ソース:価格.com