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 建築は経験工学であり、設計する人、施工する人の経験の積み重ねが、より良い建物につながっていると思う。私自身、若い頃は毎日、昼間は現場に出て、夜に現場事務所で施工図を書きながら、先輩方から様々なことを教わった。それらを通じて、細かい納まりにもこだわって検討することを身に付けられた。