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hejoreda 曰く、

9月16日より、ドコモメール及びiモードメールにて、ドコモ以外の宛先へメールを送信した場合に、一部のメールが届きづらい等の事象が発生していたという(NTTドコモ)。

ネット上ではドコモのDNSサーバに関する設定ミスが指摘されており、”docomo.ne.jp.”ゾーンの中で誤って複数のSPFレコードを記述していたことが原因のようだ。

SPF(Sender Policy Framework)は送信メールアドレスの詐称によるなりすましを防ぐドメイン認証技術のひとつだが、RFC 7208ではSPFレコードはひとつだけと定められており、複数のSPFレコードを記述した場合には認証エラーになる。認証エラーとなったメールをどのように取り扱うかは受信側メールサーバの設定次第だが、NTTドコモによると

・メールが届かない場合がある。
・メールの宛先への到達が遅延する場合がある。
・宛先に到達したメールが迷惑メールフォルダに隔離される。

等の事象が発生する可能性があったとしている。

設定ミスは9月16日8時55分の時点で確認されており、同日21時過ぎに修正されたとのことだが、その後もキャッシュの有効期限(TTL)が切れる86400秒=24時間後までは事象が続いていた可能性がある。当該時刻付近にドコモメールやiモードメールを送信した場合は相手に届いているか確認を、受信側は迷惑メールフォルダに振り分けられていないか確認した方が良いだろう。

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