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headless 曰く、

NASA は 14 日、持続可能な有人月着陸システム (HLS) のコンセプトを開発する企業 5 社の選定を発表した (プレスリリースGeekWire の記事、 、 Ars Technica の記事)。

この契約は Next Space Technologies for Exploration Partnerships (NextSTEP-2) Appendix N によるもので、総額 1 億 4,600 万ドル。各社は今後 15 か月間で着陸機の設計コンセプトを開発し、性能や設計、建造基準、ミッションの信頼性要件、インターフェイス、安全性、クルーの健康維持等について評価を行う。

選定された 5 社と契約額は以下の通り。

  • Blue Origin Federation: 2,560万ドル
  • Dynetics: 4,080万ドル
  • Lockheed Martin: 3,520万ドル
  • Northrop Grumman: 3,480万ドル
  • SpaceX: 940万ドル

月への有人着陸デモミッションを行う NextSTEP-2 Appendix H 契約とは別物だ。Appendix H では予算不足で 4 月に SpaceX が単独選定され、現在は Blue Origin の訴えにより契約が一時停止している。

Blue Origin は Appendix H で Lockheed Martin や Northrop Grumman、Draper とともに「国家代表チーム」を編成しており、Appendix N でも同チームで研究を進める考えを示した。Lockheed Martin と Northrop Grumman もチームでの活動を続ける意思を示しつつ、それぞれ独自色を出していきたいとの考えを示している。

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