東京 3か月ぶり300人下回る 感染者は減少も子どもは・・・
森こどもクリニック 森蘭子院長
「以前は、お子さんの感染は、ほとんど家族内とか保育園の保育士さんからもらったという、大人からの感染が多かったが、最近の特徴は明らかなルートがわかるものではなく、風邪のなかでぽっと陽性者が現れる」
国立感染症研究所の分析では、感染者に占める18歳以下の割合は2割を超えています。
森こどもクリニック 森蘭子院長
「お子さんにはワクチンが打てないので、周りの大人がしっかりワクチンを打って、子どもを守るのが大切。打てる年齢12歳以上の方は、ぜひ進めてほしい」
子どもの感染を防ぐため、ワクチン接種で独自の取り組みを行う自治体も。
東京・狛江市では、これまでに4回、市内の集団接種会場で、12~15歳が優先的に接種できる日を設定。さらに今月10日からは、毎週金曜日に12~15歳が予約できる“特別枠”を、1日30人分用意することにしました。こうした取り組みによって、狛江市では、市内すべての12~15歳、2417人のうち、およそ半数が1回目の接種を終えているということです。
狛江市新型コロナ予防接種室 山本久美子保健師
「最初は(接種を)見合わせていた保護者の方も、感染が広がっているところと、部活動がなかなかできないということがあって、受けた方が良いんじゃないかというところで増えている感じがある」
子どもへのワクチン接種をめぐっては、ファイザーが20日、5~11歳を対象とする新型コロナウイルスワクチンの治験で有効性が確認できたと発表しました。
加藤勝信官房長官
「対象を拡大する薬事上の手続きが、ファイザー社からなされれば、有効性、安全性の適切な確認作業を行っていく」
子どもがいる親からは・・・。
5歳と2歳の子どもの親
「打てるものならば、インフルエンザみたいな感じでみんな安全に暮らせるのであればその方が良いのかなと思うし、安全ならばという感じ」
3歳と7歳の子どもの親
「受けさせたいなという気持ちと、少し様子をみたいなという気持ちと半々」