新型コロナウイルスについて、神奈川県は21日、宿泊療養施設で療養中だった50代の男性が死亡したと発表しました。
県によりますと、50代の男性は今月18日に宿泊療養施設に入りました。男性は持病による発作が複数回あり、ハイリスクと判断されましたが、男性が持参していた薬によりおさまったため、医師の判断により、そのまま経過観察となりました。しかし、男性はその後、室内で心肺停止の状態で発見され、救急搬送されましたが、死亡が確認されました。
県の担当者は、入院すべきかどうかは医師が総合的に判断したとした上で、「病床に余裕があれば予防的に入院させるという選択肢もあった」と述べました。今後については、「病床ひっ迫で入院判断が難しくなってきているが、きめ細かい経過観察を行っていくしかない」としています。