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 20日午後3時頃、岡山県倉敷市の水島港に入港したタンカー(499トン)の船首にクジラが引っかかっているのを乗組員が見つけ、水島海上保安部に通報した。沖合で衝突した後、そのまま航行していたとみられ、クジラはすでに死んでいた。同保安部は「こんな状態でクジラが見つかったのは、聞いた事がない」としている。

 同保安部などによると、タンカーは千葉県から太平洋を通り同港まで航行。タンカーに大きな損傷はなく、乗組員は衝突に気付かなかったという。県が今後対応を検討する。

 日本鯨類研究所(東京都中央区)によると、体表の模様などからナガスクジラの一種とみられるという。