「あの人たち、どのくらいもらっているんだろう……」。他人の稼ぎがどうしても気になるのがサラリーマンの性。そこで、収入事情がまったく想像できない「謎の稼ぎ方」をする人たちを直撃!
◆飽和状態&顧客の目が肥えて収入は激減
▼インスタグラマー 年収50万円(28歳・インスタでの収入のみ)
一時期もてはやされた、キラキラな生活を送るインスタグラマーたち。彼女らが投稿で見せた商品は飛ぶように売れ、企業のマーケティングにも大いに活用された。最近はその名を聞く機会が減ったように思うが……。かつては企業案件で年500万円ほど稼いでいたアミさん(仮名・28歳)はこう語る。
「インスタグラマーとしての現在の年収は50万円程度で、もうお小遣いという感覚。インスタグラマー自体が増えすぎて飽和しているし、フォロワーの目も肥えてきており、怪しげな商品をPRするとそれだけで数百人のフォロワーが減ることも。
それに今は圧倒的に動画の時代なので、案件も単価もどんどん渋くなる一方。フォロワー10万人以下では、インスタだけでは絶対に生活できないですね。数年後、完全なるオワコンになっている可能性もあるので、ほかの稼ぎ口も考えています」
◆現在の収入源は?
現在はインスタグラマーとしての経験を生かしながら、SNSマーケターやインスタグラマーをキャスティングする仕事で収入を得ているというアミさん。キラキラな生活の切り売りで稼げる時代はそう長くなかったようだ。
◆稼働時間に限らず月30万円の固定給。その実態は……!?
▼富豪女性の運転手(イケメン) 年収360万円(21歳・元人力車夫)
3000万円以上の高級車ベントレーを転がす若きイケメン。さぞかし高所得者に違いないと話しかけてみると……。
「僕はこの車のオーナーの専属運転手です。月収は30万円で、実働は一日1時間のときもあれば、10時間くらいの日もある。オーナーの経営者仲間のお話を聞くと刺激になるし、いろんな人脈ができるのがこの仕事のやりがいです」
そう明かした後藤拓真さん(21歳)はもともと、浅草で人力車を引く車夫だった。だがコロナ禍で観光客が激減。そんな折、この車のオーナーから声がかかったという。彼はすぐに人力車からベントレーへの乗り換えを決意した。
◆採用のポイントは…
「彼、主将として甲子園にも出場歴があるスポーツマンだから『忍耐力があるだろう』と思ったことと、頭の回転がとても速かったことが採用のポイントでした」
そう話すのは、後部座席に座っていた30代の美女。彼女こそがこの車のオーナーだ。
さらに、「正直、マッチョでルックスがタイプだったというのもあります(笑)」とオーナー。颯爽と高級車に乗って走り去った二人は単なる運転手と雇用主という関係だけなのか……真相は闇の中だ。
取材・文/週刊SPA!編集部 ―[[あの会社の年収]大公開]―