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楽天モバイルは21日、iPhoneの着信に関する不具合について公式に認め、公式サイトで対応について案内を掲示しました。21日に突如、トップページの重要なお知らせで「iPhoneをご利用の際に着信に失敗する事象について」が掲載されました。

発表内容では、楽天モバイルの回線でiPhoneを利用すると、電話を受けても着信できず、留守番電話に切り替わるという事象が一部ユーザーで発生しており、主にパートナー回線(ローミングしているKDDI回線)エリアにて、着信に失敗する事象が発生していることを確認しているとのことです。

対処方法は端末本体の電源の入れ直しや、Wi-Fiおよび機内モード のON/OFFを試すことを案内されています。案内ページは下記の通り。

[iPhone] インターネットが遅い/音声通話がつながらない場合などの対処方法を教えてください。 | お客様サポート | 楽天モバイル
インターネットが遅い、音声通話がつながりにくいなどの現象が発生している場合は、本体の電源の入れ直しやWi-Fi、機内モードのON/OFFをお…

発表の仕方がなんとも楽天らしい

今回の発表の経緯はおそらく原因はおおよその特定ができ楽天モバイル側のネットワークのソフトウェアアップデートで対応を実施したことと、総務省から原因調査の要請を出したが報道されたことによるものと予想されます。大事になったから発表に踏み切ったという楽天の企業姿勢がなんとも楽天らしいと感じてしまいます。

「iPhone」、「ローミングエリア」という限定された発表ですが、恐らくAndroidであったり自社回線であったり圏外・切り替わりのタイミングなど、さまざまなシーンでも着信ができない事象は発生しており、再現性を確認できていない、ということも発生しているのではないかと予想します。

恣意的ではないにせよ、KDDIの回線が原因であるかのような発表の仕方や原因説明や他のシーンがあるかないのかなど発表内容の正確性が低い点なと、改めて楽天の企業姿勢を感じてしまったと思うのは私だけではないと思います。

楽天モバイルにはMNOとして新風を吹き込んでほしいと思う気持ちが大きいのですが、今回の対応やかけ放題の説明をしれっと変えてしまう点については首をかしげたくなります。

みなさんはどのように感じましたか?