Disc2は「小学生と宇宙 / tricot」です。
ジャケットやアルバムタイトルから漂うポップ臭…だと思いきや再生ボタンを押した瞬間から始まる変則的なリズムの嵐、どちらかといえば悲壮感漂うメロディ。
Tr.1「G.N.S」で心を持っていかれて、Tr.2「夢見がちな少女、舞い上がる、空へ」の語るような歌でどっぷり。いつの間にか最後…だと思ったら違った!もう一発畳みかけてきた!
呆然としているままに、何か消化しきれないままこのCDは終わった。
tricotは「予想を裏切る」という意味でも楽しませてくれる。
「ポピュラーなパターンならこうくるだろうなあ…あ、っ、来ない!!」
それなりに音楽の引き出しが増えると直感的に分かる「定番の構成」を、
天然なのか計算なのか、
外しにかかってくる。
そういったものが心地いい方には合うのではないでしょうか。
テレキャスターの代名詞とも言える「ジャキジャキ」な音がとても気持ちよかです。(テレキャスは実際それだけではないのですが、テレキャスいいよテレキャス)
PVではあるけれど、内向きのまま最高にハイテンションな感じが漂う。早くライブ見たい。仙台来ないかな。
※2013/2/23(Sat)のスペースシャワー列伝は気付いたら完売していた。やれやれだぜ。
自分が思ういい小説(物語)というのは、読み終わった後に何かが残って、それについて思いを巡らせたり、想像したりしてしまう、頭の中で欠片が何度も何度もリフレインするものなのです。
ちょうどそれを味わうことが出来ました。
このCDは物語の途中から始まって、どう考えても続きがあるような終わり。
次の音源はこの続きなのか、それとも。