もっと詳しく
新型コロナウイルスのワクチン接種の様子=米ロードアイランド州プロビデンス(AP=共同)

 【ワシントン共同】米ホワイトハウスは20日、11月初めから米国に空路で入国する外国人に新型コロナウイルスのワクチン接種完了を義務付けると明らかにした。原則入国を禁止してきた欧州などからの外国人に、接種を条件に規制を緩和する。禁止対象外だった日本などには制限強化となる。航空機搭乗時に接種証明書を提示し、入国後の自主隔離は不要となる。

 外国人の米入国を地域ごとに一律禁止する措置に対しては、欧州各国から強い反発が出ていた。ホワイトハウスのコロナ対策責任者は20日「国際的な渡航は家族や友人の往来、商業の活性化、文化交流にも不可欠だ」と規制緩和の狙いを説明した。