「離婚線」は手相に興味がある人であれば一度は聞いたことがある線です。離婚線はどのような手相でどんな意味を持っているのでしょうか。出ていると離婚する運命なのでしょうか? 1万人近くの人相・手相を鑑定してきた占い師・いけのりさんに、離婚線の位置、見方について教えてもらいました。この記事を読みながら手相に詳しくなって離婚を遠ざけていきましょう!
【目次】
・離婚線とは?
・どっちの手に出ている?
・離婚線は当たらない?
・離婚線を見つけた時の対応策
・離婚線を消す方法で離婚を回避
離婚線とは?
離婚線は、同じ太さの結婚線が2本以上くっきり両手に出ている状態を言います。離婚線という1本の線が存在するわけではありません。また片方の手だけに結婚線が複数出ていてもそれは離婚線とは呼びません。
結婚線とは、小指の付け根と感情線の間に走っている短めの横線です。結婚運を観る時に使います。結婚線の数は「真剣に恋する相手の数」と言われています。
結婚線が1本であれば、1回の結婚で終わるので離婚はないだろう。離婚線が2本以上ある時、1回の結婚では収まらない(次の結婚のためには離婚をすることになるから)、結婚線が2本以上ある状態を離婚線と呼ぶようになったようです(諸説あります)。
どっちの手に出ている?
繰り返しになりますが、離婚線は右手と左手の両方の手に出ている時に離婚線と判断します。右手か左手の一方に離婚線が出ていても、それは離婚線とは呼びません。ちなみに、手相には色々な流派が存在するため、右手と左手の意味の取り方は流派で異なるのですが、私の占いでは、右手は「現在の自分の運気」、左手は「生まれ持った運命から今後想定される運勢」が表れているという見方をします。
故に、左手に離婚線を持っている人は、離婚へ向かってしまうような言動を家庭内で無意識にしてしまう傾向がありそう… と見ます。夫婦円満のため、最愛の人とのやり取りをちょっと見直してみるのもいいかもしれませんね。
離婚線は当たらない?
さて、ここまで離婚線の基礎知識について解説しましたが、この離婚線についてはどこまでが本当なのだろうか、という疑わしい気持ちがあります。占いをしながら、離婚者と離婚線の関係についていつもチェックしているのですが、全然当たっていないのです。
離婚歴3回のとある殿方の手相は、両手にきれいに1本ずつの結婚線が入っていましたし、仲睦まじいご高齢のご夫婦の手相に、鮮やかな離婚線が刻まれていることもありました。…後者の方はこれから修羅場が待っているのでしょうか、わかりませんが、そんなわけで私の占い経験からは離婚線はあまり当たらない気がしています。
離婚線を見つけた時の対応策
もし両手に離婚線らしきものを発見しても、問題はありません。前述の通り、離婚線はあまり当たらないかもしれないからです。ちなみに私事で恐縮ですが、未婚の私の両手の手のひらには、誰が見てもそれと判断できる離婚線がくっきりと刻まれています。もういい年の自分、ここから結婚と離婚を経験するハメになるのかと思うと気が遠くなりますので、自分自身、離婚線は信じないことにしています。
離婚線を消す方法で離婚を回避
あまり当たらないとは言うものの、離婚線を見つけてしまうと、ちょっと気分が悪いですよね。そういう消してしまえばいいのですが、顔のシワが高級シワ取りクリームで消えて改善するようには、手相のシワは消えてはくれません。そこで私が考えた方法が離婚線(2本の結婚線)をつなげて太い1本の結婚線にしてしまう方法です。
本気の提案です。ウケを狙ってなどいません。太い結婚線は結婚相手との絆が深まるような、そんな気持ちにもなれますので、どうしても離婚線の存在が気になって消したい! という方は試してみてください。…まあ、気にしないか、「離婚を回避できるよう、結婚相手をいつも敬いなさい」という神からのありがたい戒めと思って、敢えて眺めるようにするのも一興です。