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 二酸化炭素(CO2)など温室効果ガスの排出量削減が急務となる中、従来の石油由来の航空燃料の代替として、環境負荷の小さい「バイオジェット燃料」の商用化を目指す動きが相次いでいる。日揮ホールディングス(HD)とコスモ石油などは使用済み食用油(廃食用油)を原料とする国産バイオジェット燃料の商業生産を令和7年までに実現させたい考え。脱炭素の潮流を追い風に将来の市場拡大が見込まれるが、普及にはコスト低減が課題となる。