もっと詳しく

 カトリック長崎大司教区(長崎市)の会計担当だった50代の司祭が教区の資金計約2億5千万円を無断流用していた問題で、教区が内部向け機関紙で「全額の回収は難しく、今後、教区司祭や信徒らの自主的な寄付金などで補填する」と説明していたことが21日、複数の関係者への取材で分かった。

 会計業務に信徒を加える他、事務作業のルール化といった再発防止策を示したが、ある関係者は「不正の穴埋めに寄付金を使われるのは納得できず、反省の色も見られない」と批判している。