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フィリピン中部では台風22号による被害が徐々に明らかになってきていて、これまでに375人の死亡が確認されました。

フィリピンでは、今月16日から17日にかけて台風22号が中部を直撃し、災害対策当局によりますと、強風や洪水で3800棟余りの住宅が倒壊するなどの被害を受けたということです。

現地の警察は日本時間の20日夜、これまでに375人の死亡が確認され、56人の行方が分からなくなっていると発表しました。

しかし、およそ200の自治体で停電が発生し、離島を中心に通信が不通となっている影響で捜索は難航しているもようです。

また、10万人近くが避難生活を余儀なくされていますが、特に被害が大きいとみられる中部のボホール島では、各地の浄水場が停電で止まり飲料水が不足するなど混乱が広がっていて、政府は支援活動を本格化させています。

フィリピンは、たびたび台風で大きな被害を受けていて、2013年には中部のレイテ島などで6000人以上が死亡しています。