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11年前、神戸市の路上で男子高校生が刃物で刺され殺害された事件で、逮捕された当時17歳の元少年が事件と似た内容の小説を書いて公開していたことが捜査関係者への取材で分かりました。

平成22年、神戸市北区の路上で近くに住む高校2年の男子生徒が刃物で刺されて殺害された事件で、当時17歳で現在は愛知県に住む28歳の元少年が今月、殺人の疑いで逮捕されました。

捜査関係者によりますと、事件後、元少年は事件と似た内容の小説を書いて電子書籍で公開していたということです。

この小説は現在は読めなくなっていますが、主人公が面識のない高校生をナイフで殺害するという内容が含まれているということです。

これまでの調べに対して元少年は、被害者が友人の女子中学生と一緒にいる様子に腹が立ったという趣旨の供述をしているということです。

警察は、小説を書いたいきさつや事件との関連を調べています。

元少年については今後、専門家による精神鑑定が行われ、検察はその結果を踏まえて起訴するかどうか判断することにしています。