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オンライン営業システムのベルフェイスが約30億円のシリーズD調達、大手金融向け新機能開発やセキュリティーを強化

非対面の商談を実現するオンライン営業システム「Bellface」(ベルフェイス)を運用するベルフェイスは9月21日、第三者割当増資による約30億円のシリーズDラウンド資金調達を実施したと発表した。引受先は、シンガポールのベンチャーキャピタルAxiom Asia Private Capital、三井住友トラスト・インベストメント、第一生命保険、そして既存投資家のインキュベイトファンド、SMBCベンチャーキャピタルとなっている。累計調達金額は85億5000万円となった。

「勘と根性の営業をテクノロジーで解放し、企業に新たなビジネス機会をもたらす」をミッションとするベルフェイスは、行政や企業の営業DXを推進。電話とPC・スマートフォンを使って資料や画面の共有など商談を可能にするサービスとしてBellfaceを展開しており、アプリインストールやURL発行などの事前準備が不要で、面倒な設定や手続きなしに効率的に非対面の商談が行える数々の機能を備えているという。また、商談の映像や会話を記録可能で、それをチームで共有・分析ができるため、営業組織のスキルの向上やマネジメントの効率化を図れるとしている。

最近では、金融業界での導入が加速しており、特に個人向け営業の領域で、「IT機器に 不慣れな方やインターネット環境が整っていない方に対しても、簡単かつ安心して使える bellFaceの利便性を高く評価いただいております」とのこと。

今回調達した資金は、大手金融企業向けの新機能開発、セキュリティーの強化に向けられるという。また、中長期を見据えたプロダクト開発にも積極的に投資を行う。