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■「僕自身もレベルを上げて、楽しく、そして新しい一面を見せたいと思っています。八乙女光という人間に磨きをかけます」(Hey! Say! JUMP・八乙女光)

Hey! Say! JUMPの八乙女光が、高木雄也(「高」は、はしごだかが正式表記)とダブル主演で臨んだ舞台『薔薇と白鳥』から4年ぶりに舞台に出演することが決定した。同作の作・演出を手掛けたG2と再びタッグを組み、G2演出の代表作とも言える、中島らもの戯曲舞台『こどもの一生』に単独主演する。

2022年は中島らもの生誕70周年でもある年。1990年、1992年、1998年、2012年と本作の演出で高い評価を得続け、2015年の『ベイビーさん ~あるいは笑う曲馬団について~』以来7年ぶりの中島らも戯曲演出となるG2と共に、あらたな中島らもワールドの創出にチャレンジする。

G2演出による2012年の『こどもの一生』PARCO劇場版は、1998年のPARCO劇場版から演出もグレードアップし評判となったが、来年はそれからさらに10年。今や生活に欠かすことのできないスマホやPCなどのITインフラ、SNSに代表されるネットメディアの存在。また精神医学の技術革新と、それにより浮き彫りになってきた現代人の心の闇など、その当時からさらに大きな変化を見せている。

1990年に「“今”を切り取った作品を」と中島らもに依頼したG2が、自ら、その初演時にはなかった様々な技術やアイテム、精神環境を取り込み、今回の2022年版にリライトして設定をアップデート。2022年の「今」を浮き彫りにする、あらたな『こどもの一生』が来春4月に誕生する。

【STORY】
横暴な会社社長の三友と、その秘書の柿沼(八乙女光)、デジタル庁勤務のエリート藤堂、コールセンター勤務の淳子、現役地下アイドルの亜美。この5人の患者は治療のため「こども」に返り、共同生活を始める。
「こども返り」してもなお、その横暴さが止まらぬ三友に閉口した他の3人は、「山田のおじさんごっこ」という遊びを考案した。
三友が知らない“山田のおじさん”の話題で盛り上がってみせ、三友を仲間外れにする藤堂、淳子、亜美の3人。
この作戦はまんまと成功し、社長は次第に孤立。秘書の柿沼も距離を置くようになる。
しかしある日、三友はひょんなことから「山田のおじさん」が架空の人物であり、実際には存在しないことを知る。
4人はクリニック内のSNSを使い、山田のおじさんの特徴データをシェアすることで口裏を合わせていたのだ。
怒る三友が仕返しを仕掛けたが……。

■八乙女光(Hey! Say! JUMP)コメント
このたび、G2さんとの舞台が再び決まり、率直に「うれしい」という気持ちになりました。今から3年前にG2さんが演出する『薔薇と白鳥』に出演させていただき、その後、何度もG2さんが演出される舞台を観劇させていただきました。
観劇後、いつも僕が「とても面白い作品で嫉妬しました!」と伝えると、G2さんは「それは最高の褒め言葉。僕はつねに面白い、良い作品を更新したいから」とおっしゃられていました。今回もG2さんの心が動く作品のレベルの更新、そして僕自身もレベルを上げて、楽しく、そして新しい一面を見せたいと思っています。八乙女光という人間に磨きをかけます。

■G2(上演台本・演出)コメント
これほど人生の折々でメモリアルだった作品はありません。アルコール依存症で入院中の中島らも氏に直談判して台本を書いていただき、初めて東京(シアター・トップス)に進出。PARCO劇場での改定版はプロ演出家としてのスタートを切った作品。今回、通算5度目の再演。主演にお迎えするのは『薔薇と白鳥』でご一緒の八乙女くん。とことん稽古に向き合ってくれる熱血漢でもあります。笑いと恐怖だけでなく人間の何か深いところをつく不思議な魅力の『こどもの一生』超最新バージョン・アップ版でお届けします。


『こどもの一生』公式サイト
パルコステージHP
https://stage.parco.jp/
キューブHP
https://www.cubeinc.co.jp/