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イラクの総選挙については、アムリ等の率いる親イラン系民兵連合が惨敗を喫したことは報告済み(他方大躍進したのが独立強硬派のサドル師系統)ですが、彼らは選挙結果に不満を表明し、不正があったとか種々難癖❓をつけていますが、al sharq al awsat  net は、彼らは大衆動員をして抗議のデモを行っていたが、バグダッドの中心地で、選挙のやり直しや、票の数え直し等を求めて無期限の座り込みを始めたと報じています。
この座り込みに対して、カズミ首相は、国民は平和的な方法で自らの意見を表明する権利があるとする一方、抗議が法律内の平和的なものである必要があると強調した由
احتجاجات العراق تتحول اعتصاماً مفتوحاً | الشرق الأوسط (aawsat.com)

選挙結果に対する無期限座り込みという動きが、平和的な意見表明の続きであるのか、さらに過激な抗議の前触れであるのか、当面状況を注視する必要があるでしょう
いずれにしても米国の大統領選挙の際のトランプや一部の共和党強硬派の行動に比したら、これまでのところははるかに平和的、かつ民主的な動きと言えそうですね。