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シリアのダマスとイドリブにおける流血については、何度かお伝えしましたが、さらにハマとホムスの間の兵器庫でも爆発があり、さらにはイラク国境に近い米軍等の使用する al tanaf 空港にも爆装のドローンが狙いをつけたとのことで、アラビア語メディアは長い流血の日と報じています。
問題の一つは、イドリブの殺傷はシリア政府軍の仕業であることはその声明等から明らかですが、その他は誰の手に取るものか明らかでないことで、ダマスのテロは反政府勢力かISの可能性がありますが、イラク国境の国際軍空港へのドローン攻撃は、イラン系民兵か、更にISの可能性もありそうです。
更に問題はイドリブの砲撃について、政府軍筋は近く始まるイドリブ等への政府軍攻撃の準備であるとしているようで、これまでダマスは勿論アレッポからイドリブについてはトルコとロシアが緊張緩和で協力してきて、比較的落ち着いていたシリア情勢が、にわかに緊張してきた感じがします。

アラビア語メディアから取り敢えず
・ダマスでの政府軍のバスに対する道路脇爆弾での死者は、政府軍兵士等14名となった。
現在までのところ犯行声明等は出ていない・
・イドリブでは政府軍の砲撃で登校途上の生徒や先生等を含め、13名が死亡し、30名以上が負傷した。
この攻撃はダマスでの政府軍バスに対する攻撃に対する報復とみられているが、政府軍筋では、近く始まる予定のいドリブ攻撃の準備であるとする者もいる
・さらにホムスとハマの間にある、政府軍の兵器等格納庫で、21日爆発があり、兵士等6名が死亡し、4名が負傷した。これはシリア人権監視網が報じるところであるが、詳細は不明で、その原因、死傷者に非シリア人(要するにイランの革命防衛隊等)が含まれるのかはふめいのよし・
・さらに21日イラク国境近くで、米空軍等が対IS作戦に使用しているal tanaf 空港が、爆装のドローンに狙われた・
米軍筋によれば、現在までのところ被害の程度や誰の仕業かは不明の由
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