東京都都内に流通していた輸入食品等328検体について、放射能濃度を測定した結果、フランス産のオーガニックブルーベリージャム1検体から、暫定限度値を超える500 Bq/kgの セシウム137を検出しました。これは、輸入品の基準値370bq/kgの1.35倍になります。原料のブルーベリーはスウェーデン産またはポーランド産であるということです。
チェルノブイリ事故から、25年にもなるのにこの値。
ブルーベリーは、セシウムを吸収しやすいようです。
ブルーベリーなどのベリー類のほかにも、酸性土壌で育つ作物は、セシウムを吸収しやすい傾向にあります。例えば、栗や柑橘類などです。
この他、50 Bq/kgを超える放射能濃度を検出したものは7検体でありました。
http://www.tokyo-eiken.go.jp/issue/journal/2010/pdf/01-29.pdf
ブルーベリージャム他、検出された7検体(Bq/kg)
生 ジロール(アンズタケ) ベラルーシ 250
生 ピエー・ドゥ・ムートン(カノシタ) ブルガリア 240
冷凍 ミニ・ジロール(アンズタケ) ポーランド 120
乾燥キノコ(トロンペット) フランス 140
オーガニック ブルーベリージャム フランス 99
オーガニック ブルーベリージャム フランス 500
ブルーベリーコンポート ベルギー 150
ブルーベリーコンポート ベルギー 130
横浜市は15日、フランス産ジャムから食品衛生法の基準の約1・35倍に当たる放射能が 検出されたとして、輸入した富士貿易(横浜市中区)に商品の回収を命じた。
市によると、健康被害が生じるレベルではなく、これまでに被害の報告もない。市によると、同社が昨年12月、瓶詰めのブルーベリージャム378個を輸入。
今月11日、東京都の検査で、1キロ当たり370ベクレル以下の基準を超える
同500ベクレルの放射能が検出され、横浜市に連絡があった。これまでに356個が、青森、東京、神奈川、石川の4都県の小売業者に販売されている。
東京都は1986年のチェルノブイリ原発事故以降、欧州から輸入される食品の放射能検査を実施。
これまでにも放射能を検出したケースがあった。
http://sankei.jp.msn.com/life/lifestyle/091215/sty0912152220008-n1.htm