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ノーベル平和賞の露ジャーナリスト、プーチン氏にメディアへの圧力を問う

 今年のノーベル平和賞に選ばれたロシアのジャーナリストとプーチン大統領が受賞発表後初めて対面し、ジャーナリストは独立系メディアへの圧力について直接問いただしました。

ノーベル平和賞に選ばれたムラトフ氏
 「『外国の代理人』の指定について質問します。何の証拠もなく、弁明もできず、一方的に烙印を押している」

プーチン大統領
 「まずは受賞に祝意を表する。法律の曖昧な基準について我々は点検することを約束する」

 プーチン氏は21日、国内外のロシア専門家が集まる会議に出席、ノーベル平和賞に選ばれたロシアの独立系新聞「ノーバヤ・ガゼータ」の編集長ムラトフ氏と受賞発表後初めて対面しました。

 ムラトフ氏が、独立系メディアに対し外国のスパイを意味する「外国の代理人」の指定が相次いでいることについて問いただすと、プーチン氏は「外国からの資金提供を明らかにするための法律で、自分の意見を持つことは禁じていない」と反論。そのうえで、法律に「曖昧な基準」があることを認め、「点検することを約束する」と強調しました。