headless 曰く、
米国・フィラデルフィアの女性が 9 月、Autopilot を有効にした Tesla 車の助手席で出産していたそうだ (The Philadelphia Inquirer の記事、 The Guardian の記事)。
なお、運転席無人で走行する Tesla 車の助手席で出産したということではない。運転していたのは女性の夫で、Autopilot が無効にならないよう常にハンドルへ軽く左手を添えていたとのこと。
女性の陣痛は前夜に始まっていた。しかし、2 人目の出産ということもあって、今日生まれるに違いないが余裕があると考えていたという。ところが朝になって上の子を保育園へ送る準備をしている間に破水。女性は先に子供を送るよう主張したが、時間がないと感じた夫はそのまま病院へ連れていくことにしたそうだ。
女性は助手席の前の床にうずくまる形で乗車し、車は朝のラッシュアワーで渋滞に巻き込まれる。Autopilot を有効化した夫は後部座席の息子を確認しつつ、女性の方に体を向けて座った。夫は 1 分おきに陣痛が来る女性に手を握りつぶされそうになり、病院までの20分間が2時間にも感じられたという。
そしてようやく病院に乗り入れたところで夫は女性から赤ちゃんが出てきたことを告げられる。赤ちゃんは病院に入院している間「the Tesla baby」と呼ばれたとのことだ。
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