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 過去最多の8人が立候補した横浜市長選は、22日午前7時から投票が始まった。地元選出の菅首相は盟友関係にある自民党系候補を全面支援しており、結果は、秋の自民党総裁選や次期衆院選に影響を与え、政局を左右することになる。午後2時現在の投票率は18・96%で、前回より5・39ポイント上がっている。

 立候補しているのは、届け出順に、前市議の太田正孝氏(75)、元長野県知事の田中康夫氏(65)、首相が支援する前国家公安委員長の小此木八郎氏(56)、水産仲卸業の坪倉良和氏(70)、前衆院議員の福田峰之氏(57)、立憲民主党が推薦する元横浜市立大教授の山中竹春氏(48)、4選を目指す現職の林文子氏(75)、前神奈川県知事の松沢成文氏(63)。

 カジノを含む統合型リゾート(IR)の横浜誘致の是非や、新型コロナウイルス対策が大きな争点になっており、小此木氏や山中氏ら6人がIR誘致反対を唱え、林氏ら2人が賛成の立場をとっている。