2021年10月22日20時27分
【北京時事】中国外務省の汪文斌副報道局長は22日の記者会見で、バイデン米大統領が米国には台湾防衛の「責務がある」と発言したことを受け、「台湾は中国領土の不可分な一部だ。台湾問題は中国の内政そのものであり、いかなる外部の干渉も許さない」と反発した。
汪氏は、台湾問題について「妥協や譲歩の余地はなく、いかなる人も国家主権や領土の一体性を守る中国人の強い決心を見くびってはならない」と主張。「言動を慎み、『台湾独立』分裂勢力に誤ったシグナルを送らないよう促す」と訴えた。
一方、呉※(※金ヘンにリットウ)燮・台湾外交部長(外相)が訪問する予定のスロバキア、チェコ両国に関し、汪氏は「(中国との)国交締結国と台湾地区の公的往来に断固反対だ」と批判。「正当かつ必要な措置を取る」と述べ、両国への対抗措置を示唆した。