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 琵琶湖を望む比良山系のふもと、自然豊かな大津市の比良地域で生産されている「比良(ひら)すいか」は知る人ぞ知る湖国の夏の顔となっている。甘みが強く、口の中で溶けるような柔らかな食感が特徴だ。同地域では江戸時代からスイカ作りを続けてきたが、比良すいかとしてブランド化したのはこの20年ほどのこと。農家の減少という危機に直面したことが、比類無い味を磨くきっかけになった。