AMDは本日、最新のチップセットドライバーversion 3.10.08.506をリリースしました(Neowin)。最新パッチにはWindows 11で発生していたパフォーマンスの問題に対する修正が含まれています。
AMDのRyzenプロセッサを搭載したデバイスでWindows 11を使用すると、CPPC(Collaborative Processor Performance Control)の問題により、利用可能な最速のコアが適切にスケジュールされず、一部のアプリのパフォーマンスが低下するという問題が認識されていました。
AMDはリリースノートでこの問題に対応したことを説明しています。
Restores intended function and behavior of UEFI CPPC2 (“preferred core”) in Windows® 11 build 22000.189 (or newer) on AMD processors.
AMDプロセッサ上のWindows 11 Build 22000.189(またはそれ以降)のUEFI CPPC2)「優先コア」)の意図された機能および動作を復元します。
Windows 11に最適化されたRyzen Power Plan 7.0.3.5が追加されており、これによってCPPC2のバグが修正されることが期待されます。
最新ドライバではOpenGLエラーの修正を含めいくつかの不具合の修正も行われています。またAMD UART Driver version 1.2.0.11が追加され、4Mbpsのボーレートに対応しています。
また以下の様な既知の不具合が存在します。
- Sometimes custom install fails to upgrade to latest drivers.
- Text alignment issues may be seen on Russian language.
- Manual system restart required on Non-English OS after the installation is complete.
- Windows® Installer pop-up message may appear during the installation.
- Uninstall summary log may incorrectly show uninstall status as fail on non-English OS.
- May observe a pop-up message “AMD Chipset Software is not responding” when the installer is launched and UI screen is clicked.
なおL3キャッシュの問題についてはWindows 11のオプションアップデートKB5006746で対処されています。