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三井不動産、ShareTomorrowは12月22日、複数の移動手段を組み合わせて提供するMaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)を不動産に導入する新サービス「&MOVE」を立ち上げ、第1弾として、三井不動産グループが開発・運営する商業施設・ホテル・マンションへの導入を開始すると発表した。 <商業施設などの利用客向けモビリティサービスを充実> 各施設の顧客に向けて、2019年より資本業務提携を行っているMaaS Global社(フィンランド)のアプリと、コミュニケーションアプリ(SNS)を活用する。 具体的には、MaaS Global社が開発するアプリ「Whim」を通じて、各施設を利用客の用途に合ったモビリティと料金プランを提案。今回、従前より利用可能であった、タクシー、カーシェア、シェアサイクルに加えて、NearMeとの連携により、シェアード・シャトル(オンデマンド型相乗りサービス)が新たに利用可能となる。 <相乗りサービスも利用可能に> 三井ショッピングパーク アーバンドック ららぽーと豊洲におけるシェアード・シャトルサービスの提供を皮切りにサービスを順次開始する。シェアード・シャトルとは、複数の利用者と相乗りで乗車するサービスで、タクシーのように希望する地点での乗り降りできるという。 同じ方向に行く人を見つけてマッチングし、相乗りとすることによって、利便性と手ごろな料金の両立を目指す。 同サービスは事前予約制で、定員最大6名にて運行する予定。なお、NearMeは、三井不動産が運営するスタートアップ向けワークスペース「THE E.A.S.T. 日本橋富沢町」に入居しており、今回ShareTomorrowとの協業が実現した。 そのほか、三井ガーデンホテルズの宿泊客へのミニツアー情報と移動サービスの組み合わせ、三井の賃貸マンション(パークアクシス)の入居者専用のモビリティ配置などで自家用車以外での外出時の交通手段を提供するなどの実証実験を行う。 また、SNSを通じ、仕事用のワーキングスペース、日常のくらしで利用する店舗・サービス施設など、各施設の利用客に適した情報を提供する。

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