21日のニューヨーク株式市場は、新型コロナウイルスの重症化を防ぐための飲み薬への期待感などから前日に値下がりした銘柄を中心に買い戻しの動きが出て、ダウ平均株価は500ドルを超える値上がりとなりました。
21日のニューヨーク株式市場、ダウ平均株価の終値は、前日に比べて560ドル54セント高い、3万5492ドル70セントと、4営業日ぶりに値上がりしました。
ダウ平均株価は変異ウイルス、オミクロン株の感染拡大への懸念などから、先週末の17日と前日の2日間で900ドルを超える大幅な値下がりとなりましたが、新型コロナウイルスの重症化を防ぐための飲み薬への期待感などから前日に値下がりした銘柄を中心に買い戻しの動きが出ました。
IT関連銘柄の多いナスダックの株価指数も2.4%の大幅な上昇となりました。
市場関係者は「アメリカのFDA=食品医薬品局が、飲み薬の緊急使用の許可を近く出す準備をしていると伝わったことをきっかけに買い注文が膨らんだ。当面は感染拡大への各国の対応や治療法などの情報で株価が変動する不安定な値動きが続きそうだ」と話しています。