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半導体不足でラズパイが初の値上げ、Raspberry Pi 4の2ギガモデルを2020年の値下げ前価格に戻し1GBモデル復活

シングルボードコンピュータ Raspberry Pi が、創業以来初めての値上げを告知しました。理由は世界的に深刻な状況が続く半導体不足のため。

来年2022年も長い期間にわたってサプライチェーン上の課題が続くと予測されること、製造数は昨年と同じ700万個を維持できるものの需要は高まっていることなどから、ラズベリーパイに依存する既存顧客への影響を最小化するため、

  • Raspberry Pi 4(2GB RAMモデル)を35ドル(約3988円)から45ドル(約5127円)へ一時的に値上げ。昨年2月に実施した値下げ前の価格へ。
  • ディスコンになっていたRaspberry Pi 4 (1GB RAMモデル)を復活、35ドルで販売。

の二つの対応を発表しています。ラズベリーパイによればこれはあくまで一時的な措置であり、今後の状況に応じて見直す予定。

また産業用途などにラズベリーパイを利用する既存顧客に対して、他の製品で代替しやすいモデルは今後の製造の優先度を下げ、代えが効きにくいモデルを優先するなど、対応の方針もあわせて告知しています。

4K動画対応のRaspberry Pi 4発売。4コア1.5GHzプロセッサ搭載、USB 3.0、RAM1GB~4GB – (2019年)

Supply chain, shortages, and our first-ever price increase

Engadget日本版より転載)