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今回は、東プレの高級キーボードREALFORCEの新機種「REALFORCE R3」が出たので購入レビュー!

3代目にして、待望のBluetoothによる無線接続に対応しました。USB有線接続にも引き続き対応。

長らく2代目のR2を愛用していましたが、今回のR3が届いてからスイッチ。

素晴らしい改善がある一方で、無線接続には不満もあり、私は有線で使っています。

また、REALFORCEシリーズ恒例の種類がたくさんあり過ぎてどれを選んだらいいか分からない問題もありますので、そこも簡単にまとめたいと思います。

ちなみに私が購入したのは、ブラック・テンキー付き・静音・変荷重です。

↓のようにアマゾンで34,980円で販売されています。

それでは、見ていきましょうー!

外観・スペック

同梱物は、キーボード本体、USB Type-C to Aケーブル、マニュアルのみというシンプル構成。Made in Japanです。

デザインは角丸が強まり、全体的にモダンな雰囲気に。

右上には電源ボタン、各種インディケータ。このあたりはBluetooth対応した結果です。

Bluetooth周りの操作は、Fn同時押しで行います。キーキャップ手前側面に機能が書いてありますので、特に迷うことはありません。↓のようにFn+Pでペアリングスタート、といった感じ。

接続は4台まで。USB接続も加えると、5台までの機器で利用できますよ。Fn+1~5で接続機器を切り替えられます。

スペックは下記の通り。

  • スイッチ方式:静電容量方式
  • ストローク:4.0mm
  • インターフェース:USB 2.0、Bluetooth 5.0
  • 電源:DC5V、最大200mA
  • ケーブル長:約1.8m
  • サイズ/重量(テンキーあり):464.5×162.7×38.8mm/約1.6kg
  • サイズ/重量(テンキーなし):378.7×162.7×38.8mm/約1.3kg
  • 動作時間(単3電池2本の場合):アルカリ乾電池で約3ヶ月

テンキーありなしがありますが、私はもちろんテンキーあり。

底面には、傾斜脚と電池ボックスがついています。

USB接続では電池不要ですが、Bluetoothで無線だと電池を使います。

背面右寄りに、USB Type-Cポートがついていますよ。

USBケーブルはL字型になっています。

重量は実測で1.59g。さすが東プレ、中華で一般的な重量スペック詐欺はありません。

素晴らしいポイント

良い点から見ていきます。

静電容量方式のタイピングは、言うまでもなく最高です。第3世代になっても、この快適さは失われていません。

タイピングするだけで心地よいフィードバックで、タイピングが楽しくなります。色々浮気もしますが、結局いつもREALFORCEに戻ってきてしまいます。

コーディングや文章作成をヘビーにする方は、まず買って損することはありません。

サイズについては、R2(下記写真上)よりも若干幅広になっています。

REALFORCEを持ち運ぶことはありませんので、サイズや重量(約1.6kg)は特に気になりません。むしろゆとりをもったタイピングができ、歓迎です。

個人的に最も嬉しいのが、スペースキーが短くなったこと。

まず前世代のR2では、↓のようにCキーの途中からMキーの途中までありました。

これが今回のR3では、↓のようにCとVの間からNとMの間に、おおむねキー1個分短くなりました。

これの何が素晴らしいかといえば、ホームポジションに手を置いたとき、変換・無変換キーとスペースキーいずれも無理なく親指でタイプできることです。

MacやChromebookのJISキーボードは、スペース右に「かな」、左に「英数」があり、それぞれ押すだけで全角と半角入力ができて最高であるというのは有名です。

これまでWindowsの日本語配列では、「半角/全角」キーを使っていましたが、これはトグルなんですね。すなわちいま半角であればこのキーを押すと全角になり、全角なら半角になると。

これの何が最悪かというと、いま入力している方式がどちらかを意識しておかなければいけないわけです。なので、問答無用で今から日本語を入力するのだという時、入力方式が半角になっているか全角になっているかというのを、何らか確認する必要があります。

この非効率な入力方式を、Windows 10の途中からようやくマイクロソフトもあらためました。現在の最新Windows 10では、変換と無変換に、それぞれMacでいうかなと英数に該当する機能を簡単に割り当てられるようになっています。

私はATOK使いで、もともとそういう設定にしています。

前置きが長くなりましたが、つまりMacやChromebook同様、ようやくWindowsでもスペースキー左右の変換・無変換キーが多くのユーザーに活用されるようになり、それが押しやすいようスペースキーが短くなったREALFORCE R3は素晴らしいというわけです。

これは、なにも今回から新たに短くなったわけではなく、初代REALFORCEはもともと短かったものが、R2で改悪されていたんですね。スペースが長いと、変換・無変換キーを押すのに親指を大きく動かす必要があり、間違えてAltやかな入力キーを押してしまうことが少なからずありストレスでした。

キーボードの打ちやすさで有名なThinkPadも、↓のようにスペースは短くなっています。

今回R3の改善点で最も歓迎すべきは、このスペースキーの長さでしょう。

絶対に手放せないキーボードになりました。(R2の時からそうでしたが)

いまいちポイント

いまいちポイントは、R3の売りであるBluetooth接続です。

接続が切れる、といった基本的な話ではありません。そういった品質は何も問題ないのですが、問題はスリープ機能。

本機は10分、ないし設定によっては30分経つと自動でスリープに入ります。

これ自体はBluetoothキーボードとして一般的な仕様なのですが、そこからの復帰が問題で、いちいち右上の電源ボタンを1秒押ししないと復帰しません。

通常、モバイルキーボードであれば、キーを押すなどライトな動作で復帰するので気にならないのですが、1秒長押しはそれなりに手間です。

文字入力を行い、資料を読んで、また入力し始めようとすると1秒長押しです。PC起動時、初回の接続においても、1秒押しが必要になります。

これはかなりのストレスなので、私は有線でしか使わなくなりました。

一度PCを起動した後であれば、エコモード4にすれば任意キー押しで復帰するのですが、PCをシャットダウンすると、また起動時に1秒押しが必要になります。

これはちょっとなんとかしてほしかったです。この点を除くとすべて素晴らしいのに、残念です。

Bluetoothの機器切り替えで1秒ほどかかりますが、そんなに頻繁に切り替えをしないのでそこはあまり気になりません。が、複数のデバイスで1つのR3を使っている方にはストレスになるかもしれません。

選び方

さて、REALFORCE R3は、20種類もあります。

どれを選べばいいんだ!となりそうですが、結構単純です。

下記3要素で決まります。

  • テンキーいる?いらない?
  • ブラック?ホワイト?
  • 文章用?ゲーム用?

まず、↓のようにテンキーありかなしかで、6種類に絞れて、ブラックかホワイトかで3種類に絞れます。あとは、文章用だったら変荷重、ゲーム用なら45gを選んでおけばOKです。

変荷重というのは、親指や人差し指など力が入りやすいキーの荷重が重く、小指や薬指などで押すキーは軽くなっているというもの。

これがないと絶対だめという訳ではありませんが、これに慣れると、変荷重のない一般的なキーボードで多少違和感を感じるほどには快適です。

逆にゲームをよくするとなると、ホームポジションが変わることもありますので、変荷重でなく45g固定が良いでしょう。30gはかなりライトになりますので、押し間違えが発生しやすくなります。45gでも一般的なキーボードよりは固くありませんので、ご安心を。

「非静音」とあるものは、読んで字のごとく、静音機能がついていないもの。

非静音でもガチャガチャうるさいということもないので、静音でなくても問題ないのですが、非静音は荷重45g固定です。

1万円ほど安くなりますので、変荷重必須でなければこちらも有力候補でしょう。(が、タイピングをよくするのであれば、変荷重にしておいて損はないと思います。せっかくREALFORCEを買うのであればなおさら)

無線を期待しなければ最高なキーボード

というわけで、スリープ復帰のみ残念ですが、それ以外は最高なREALFORCE R3レビューでした。

タイピングの感触、派手さは無いものの高級感ある道具感あふれるデザイン、とにかく使いやすさは言うまでも無くピカイチです。

私は特に無線が必須ではありませんので、有線接続で快適に使えています。

というわけで、気になった方はぜひチェックしてみてください!

REALFORCE R3は、アマゾンの↓で販売されていますよ。

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