デジタル配信サービスのSteamが,いつものように「2021年11月のトップリリース」を公開した。
リリース後,最初の2週間の収益に基づいた上位20タイトルと上位5つのDLCを発表するもので,プレイ料金無料タイトルの場合は,リリース後に獲得したユニークプレイヤー数によって選出されている。
上位20タイトルのほか,「トップ無料タイトル」「トップDLC」「コントローラフレンドリー」といったカテゴリ別の上位タイトルが紹介されているが,タイトルの並び順はランダムで,必ずしも「売れている順」というわけではないので注意が必要だ。
Steamのコメントでは,「Ruined King: A League of Legends Story」がトピックとして大きく取り上げられている。本作は,「リーグ・オブ・レジェンド」(以下,LoL)を展開中のRiot Gamesが立ち上げたパブリッシングレーベル,Riot Forgeが11月17日にリリースした新作で,LoLの世界観を背景に,チャンピオン達がパーティを結成して戦うターン制のファンタジーRPGだ。LoLファンが期待していた作品がランク入りしたわけで,Steamのストアページを見る限り,ゲームの評価も高い。
Riot Forgeは同じ11月17日に,爆弾野郎のジグスが大暴れする「ヘクステックメイヘム:リーグ・オブ・レジェンド ストーリー」をリリースしているが,こちらはランク入りを逃した模様だ。
11月は大作,注目作が数多く発売されたことからトップリリースも賑やかで,Electronic Artsの「バトルフィールド」シリーズ最新作「バトルフィールド 2042」や,Xbox Game Studiosの「Forza Horizon 5」「Halo Infinite」などがランク入りしている。もちろん,Activision BlizzardやUbisoft Entertainmentなどのパブリッシャは独自の配信プラットフォームを持っているため,市場の状況を正確に反映しているとは言えないかもしれないが,参考にしよう。
日本生まれのタイトルも健闘しており,スクウェア・エニックスのピクセルリマスター版「ファイナルファンタジーV」や,コーエーテクモゲームスの「BLUE REFLECTION TIE/帝」の名前が確認できる。というわけで,詳しくはSteamの発表ページをチェックしてほしい。