世界的に利用されているGoogleマップだが、その成長には日本特有の課題に対応したことが影響していたようだ。GetNaviの記事では、初期段階からGoogleマップに関わっていたメンバーGoogleの技術開発本部長の後藤正徳氏にインタビューを行っている。それによると、日本はGoogleマップの主要な開発拠点のひとつであるという(GetNavi web)。
同氏によると日本は「地図先進国」かつ「課題先進国」であるためだという。日本の住居表示は世界でも類例の少ない複雑なものであること。しかもルールには統一性がないといった課題がある。そのため、日本では地図を見て初めてその住所がどこにあるかわかるという文化性があるのだという。
日本チーム主導で開発された機能としては、レストランのアイコンをタップするとお店の情報や料理の写真が表示される機能がある。このほか、徒歩ナビゲーション機能が全国規模で展開されたのは日本が初めてだとしている。ダンジョンと言われがちな新宿駅や大阪梅田駅といった複雑な建物内部をナビゲーションするインドアマップなども日本のニーズに合わせて作られたとしている。
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