もっと詳しく

総務省の「平成30年版 消防白書」によれば、2017年に発生した車両火災は3863件。この数は交通事故死亡者数に匹敵する数があるという。しかしMOTAの記事によると、国産EVの先駆けとなった日産「リーフ」だが、10年以上に渡りバッテリー起因による火災事故は発生していないそうだ。同車両の世界市場での販売台数は50万台以上に及ぶが、交通事故でも炎上する事例は出ていないようだ(MOTA)。

記事の筆者が3年ほど前、リチウムイオン電池の座間工場(現エンビジョンAESC社)で見た動画によれば、ラミネートパック形状のリーフの電池に釘のようなものを打ち込み、物理的に壊してショートを発生させる実験をしていたが、ブスブスと燻るものの火を噴くことはなかったとしている。

あるAnonymous Coward 曰く、

航続距離が足りないとか、電池劣化が著しいとか、色々非難されたが、発火事故が確認されていないというのは素直に素晴らしい。
途中で自社電池工場を売り払って、何故発火事故が起こらないのかは謎だが。

すべて読む

| ハードウェアセクション

| ハードウェア

| 電力

| 交通
|
この記事をTwitterでつぶやく
この記事をFacebookで共有
この記事をGoogle Plusで共有
このエントリーをはてなブックマークに追加

関連ストーリー:

電気自動車のバッテリー火災に特化した消火システム
2021年11月20日

Google 曰く、Pixel 6 の急速充電が言うほど急速でもないのは速度と長寿命のバランスをとった結果
2021年11月20日

テスラ車で起きた事故を記録するサイト「Tesla Death」が登場
2021年10月28日

米Electrify America、日本主導の充電規格「CHAdeMO」を廃止か
2021年10月14日

中国・成都で充電中の電気自動車、数百台が大規模火災に。収納施設ごと消失
2021年06月25日

日産の急速充電し放題サービスの終了は「自宅の電気に利用して電気代を浮かせる」客がいたから
2021年03月05日

Teslaの電気自動車のバッテリー劣化状況調査結果が公表される
2019年11月28日

今度はベルギーで高速充電中のTesla車が発火
2019年06月13日