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指導するNao

 社会人(薬剤師)として仕事していると悩むことがあります。
それは新人教育、、、ではなく、中途採用の微妙に知識のある人への教育。

そんな一人の薬剤師が、中途採用の薬剤師に対する教育、指導の方法の一例を書いて見ました。
医療従事者だけでなく、全般的にわかりやすいようにしてみましたので、参考になれば幸いです。

Nao
Nao

この患者さん、特殊な薬を使用しています。私がその患者さんだと思って服薬指導をしてください。そのために薬歴(カルテ)を見て、できるようになったら教えて下さい。

中途採用薬剤師
中途採用薬剤師

わかりました。

しばらくして。。。

中途採用薬剤師
中途採用薬剤師

先程の患者さんの説明を聞いてください。

そこで説明を受けると、医療従事者しかわからない説明の仕方。つまり専門的すぎる説明をしていました。
これでは、患者さん側から見て、中途採用薬剤師が何をいっているかわからない。

Nao
Nao

これはまずい。このままだと、今回の患者も含めてクレームを引き起こす問題薬剤師となってしまう。

以下、私の頭の中。

新人薬剤師が説明しているなら
私「大学出て、すぐの仕事だから薬剤師の常識は患者さんの常識ではないことを理解しましょう」
と話をしてから、どこがわかりにくかった説明だったかを解説します。

しかし、今回の場合、中途採用の薬剤師。
同じように説明をすることはだめです。
なぜなら、相手はある程度社会人経験もあって、それまでの経験があります。
今までその説明でもトラブルになったことがないから、ここまで説明を治すことなく仕事ができたということ。

もし、同じ説明をしてしまうと相手の頭の中は

「えっ?でも、今までこのような説明をしても大丈夫でしたけど?」

のようなことを考えてしまうため、私のアドバイスや解説は頭に入らないでしょう。
それどころか私に対して嫌悪の感情まで抱いてしまうと仕事がやりづらくなるかもしれません。

じゃあそのままでいいじゃんとなるんですが、経験上何もせずにいる大変な事になっています。私が気づいたころには、患者さんや看護師、医師と喧嘩するようになってます。

そこで

Nao
Nao

先程の説明は、薬に対して理解はしています。なかなか特殊な事例だったにも関わらず、素晴らしいですね。医療従事者に対して説明するときにはその説明で良いと思います。

中途採用薬剤師
中途採用薬剤師

ありがとうございます。

Nao
Nao

しかし、患者さんには専門用語が多いように感じます。一つひとつ専門用語を患者さんにもわかるように説明してくれませんか?

中途採用薬剤師
中途採用薬剤師

わかりました。

このように、まずクッション言葉を入れる。相手は課題を与えられて、他の仕事をこなしながら、調べました。
そのことを含めて褒めましょう。
この言葉はどんなことでもまずは褒めることが大事です。相手の説明に対して、こちらの考えを言うまでに、まずは話を聞くことです。聞くこととは、相手の話をまずは受け入れるということを行うということです。
受け入れるに関しては、形も必要ですが言葉にしてどのように素晴らしかったかをみつけ伝えることです。

その後、心がけていることは、指摘の点は1つにしています。
あちこち指摘すると全部かって思ってしまうので、単純がいいです。
また違うことから指導すると相手はその時の一つを吸収してくれるので、結果的に早く成長してくれます。

その後、専門用語を使用している結果、患者さんには説明がつかないことが判明。そのため、専門用語を一つひとつ調べてもらいました。そして再度説明してもらい、無事合格。
実際の患者さんにもわかりやすいように説明してくれて、患者さんもまたお願いしますと言われました。

いかがでしょうか?

私の教育方法と指導方法。まだいろんなことを模索中です。少しでも、同じ悩みの方がいましたら、参考にしてください。

The post 人を教育、指導する難しさ first appeared on なおどらログ.