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パワーエックス(PowerX)は18日、オンラインで事業説明会を行い、これまでに前例のない電気運搬船の建造を行うと発表した(株式会社パワーエックス (PowerX) 発足および事業発表記者会見[動画]日本海事新聞写真部Twitter乗りものニュース-TECH+Business Insider Japan)。

同社はZOZOの元COO(最高執行責任者)を務めた伊藤正裕氏が3月に立ち上げたベンチャー企業で、船で電気を輸送し、洋上風力発電の普及を実現することを目標としているという。洋上風力で作られた電力をバッテリーに蓄電し、パワーアーク(PowerARK)という電気運搬船で輸送する。また国内に大型の蓄電池工場パワーマックス(PowerMAX)を建設し、それを運営するという二つを事業の中心軸に据えていくとしている。

海上でつくられた電力を、送電線ではなくバッテリーで輸送することにより、送電先を自由に洗濯できること、海底ケーブルなどに比べて初期導入コストが安価であること、災害時に強いことなどがメリットであるとしている。

電気運搬船のイメージ図も公開されており、PowerARK100型船という形式も付けられている。大型系統用蓄電池を100個積載できるキャパシティがあるとしている。将来的にはバッテリーを3000個積載できるPowerARK3000といったものも考えているという。2025年に1号船の完成を目指しているとしている。

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