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「酸素ステーション」なのに「酸素必要な人」お断り? 第6波へ中等症の課題

 東京都が23日に発表した感染者は531人。新規感染者の減少に伴って、今月末での「緊急事態宣言」解除も現実味を帯びてきましたが、今も自宅療養者の診療を続ける医師が懸念するのは、次の「第6波」です。

 第5波の東京では、新型コロナによる肺炎が悪化して酸素投与が必要になっても入院できない人が続出しました。そうした状況を受けて登場したのが「酸素ステーション」。次の「第6波」でも活用が期待されていますが、実は、この「酸素ステーション」、実際に酸素投与が必要なほど症状が悪化した人は受け入れられないというのです。いったい、どういうことなのでしょうか。